厚沢部町の人口推移 |
それに会わせて資料を作成する。
ちなみに本日は、午前中に社会教育主事会研修会、午後は事務仕事、アフターファイブは校長会、教頭会との三者合同の宴会。
宴会終了後、資料作成、という流れ。
質問の中に厚沢部町の人口に関するものがあったので、改めて整理してみた。
社会教育中期計画作成の基礎データとして、各種統計資料を準備していたので作業は早い。
中期計画ではあまり活用できなかったデータだが、意外なところに役立った。
厚沢部町の人口のピークは昭和35年の10,651人。
平成18年現在では、4,847人。
現在はピーク時の46%となっている。
一方、住民基本台帳から世帯数を見ると昭和42年は2,199世帯、平成18年は2,042世帯とほとんど変化がない。
核家族化、小家族化が進展したということだろう。
世帯構成員は昭和42年で4.29人、平成18年で2.36人となっており、確かに小家族化が進行したといえる。
地域別で見ると昭和42年/平成18年での人口増加率は
館地区 39%
鶉地区 41%
下地区 67%
町外への人口流出と共に下地区への一極集中が進んでいる。
館・鶉地区の人口が下地区に移動したのではなく、下地区の人口減少がややにぶいということであろう。
次に、少子高齢化社会の進展をみる。
昭和30年の65歳以上人口は総人口の3.9%、15歳未満人口は40.7%。
平成17年の65歳以上人口は総人口の31.8%、15歳未満人口は11.3%。
15歳以上65歳未満年齢の人口比は変わらず、65歳以上人口と15歳未満人口の比率が逆転した形となっている。
過疎、少子高齢化の現実を数値で追認したわけだが、結局これが現実なのだ。
50年前は子どもがたくさん生まれていたけれど、大人になる前に死んでしまった子もたくさんいた。
そんな現実を改善しようと社会が動いた結果、現在の状況があるのだ。
子どもが死なずに天寿を全うできる社会になったことを、まずは喜ぶべき事なのだ。
その上で、現実の問題を考えて行きましょう、というのが前向きな姿勢だと思う。
「産めよ増やせよ」はちょっと違う。