遺跡地図をグーグルアースで表示する |
『北の遺跡案内』は、市町村名を入力すると遺跡の一覧が出てくるので、このデータはブラウザ上でコピペしてエクセルなどに持ってくることができる。
緯度経度データは手打ちで入力していく。
ちなみに、この緯度経度は旧座標(Tokyo Datum)なので、このまま利用する場合は注意が必要。
度分秒表示なので、度単位の10進法に直してやらないといけない。
算数が苦手だとちょっと面倒。
これをテキスト形式で保存するのだけれど、「所在地」のセル内でカンマが使用されているので、csvではなく、「タブ区切り」で書き出す。
QuantumGisで読み込んで、KMLに書き出す。
CRSはwgs84で
KMLファイルをダブルクリックすると自動的にグーグルアースが起動する。
遺跡シンボルが画鋲マークになっている。
画鋲マークをクリックすると遺跡情報も表示される。
バードアイで厚沢部町の鶉・館方面を眺めたところ。
海岸沿いに遺跡が密集する松前町付近
遺跡地図をグーグルアースで表示するメリットは、遺跡の立地と地形的な環境が直感的に理解できることだ。
普段から地形図などを見慣れている職業人は別として、一般の方はグーグルアースで鳥瞰図的に閲覧する方が理解しやすい。
時期別にKMLファイルをつくって遺跡立地の変遷を見られるようにしたら、教材として使えないだろうか?
今回作成したKMLファイルはこちら。
グーグルアースがインストールされているパソコンだと、ダウンロードしたファイルをダブルクリックすると地図が開きます。
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渡島檜山遺跡分布図_全時代