キライベツ横穴 |
私自身の異動はないものの、周りがみんな変わってしまえば、異動したも同然。
更新も滞ってしまっている。
さて、キライベツの横穴。
厚沢部町内を流れる安野呂川の支流にキライベツ沢という川がある。
この沢の上流に地元の方が「金鉱跡」と呼ぶ横穴がある。
『清水小中学校独立開校30周年記念誌』(清水小中学校独立30周年記念協賛会記念誌編集部1982)によると『記念誌』執筆時点から5~6年ほど前に地元の猟師、米谷梅太郎氏が発見したという。
『記念誌』によると、横穴の発見された沢(キライベツ沢の支流のさらに支流)は、「金堀沢」と呼び伝えられてきたという。
「南部某という人が炭焼きをしていたが、これは表向きで、本当は石を焼き砕き、沢水にされして金らしきものを採集していた」とも伝えられているという。
また、「その上の台地を『南部岱』とい」ったという。
『南部岱』は字名改正以前の小字名に確認できる。キライベツ沢左岸、安野呂川との合流点近い丘陵一帯だ。