厚沢部町が「核燃料最終処分場候補地」リストに入っている件 |
SAPIOに掲載された最終処分場候補地リスト
(2011年8月3日発行『SAPIO』8月3日号p83より)
このリストは、旧動力炉・核燃料開発事業団(いわゆる動燃)が、86年から88年に全国的な調査を実施し、その結果に基づいて認定した88カ所の「適正地」だという。
2005年に市民グループの情報公開の請求により公開されたものだという。
この調査自体は対象自治体には知らされておらず、多くの自治体では「なぜうちの町が・・・」と寝耳に水の話だったらしい。
厚沢部町も例外ではなく、少なくとも現在の課長クラスの職員にとってはまったく知らない話のようだ。
現在の状況下で最終処分場を誘致したいという自治体はないと思うけれど、原子力安全委員会委員長の班目春樹さんがいうように、「最後は結局お金でしょ」的に、揺さぶられたらどうなるか。
上司と「交付税を減らされたらうちの町なんか終わりだよね」という話をして不安が募る夏の午後。
班目委員長の「最後は結局お金でしょ」発言