カラーネガフィルムのアナログプリント |
それでも、デジタルカメラで撮影した画像とは明らかに異なるのだけれど、せっかくフィルムで撮っているのだから、最終出力もぜひアナログで、と考えてしまうのが人情だろう。
モノクロ現像+プリントに手を染めたのはそんな動機だった。
最近はなかなか時間がとれなくて、また、モノクロプリントを始めた頃のような情熱が失せてしまい、もっぱらカラーネガで撮って町の写真屋さんで現像・プリントしてもらっていた。
厚沢部町の古世写真館はきちんとしたプリントを焼いてくれるので不満はないのだけれど、やはりレーザープリントでは物足りない。
ウェブで調べると、アナログプリントを頼めるお店が結構あるようだ。
フィルムを郵送し、成果品を返送してもらうので、時間はかかるのだけれど、システマチックな発注システムになっているので、それほど手間ではない。
いくつかあるお店の中から、今回はウェブ上でも評判の良かった「カラープリントプラザローヤル」さんにお願いしてみた。
ウェブでの同時プリントを発注するのは初めてだったが、カラープリントプラザローヤルさんの注文から納品までの流れは非常にスムーズで不安なく作業を進められた。
下が仕上がり。
レーザープリントとは、一目で違いが分かる。
<アナログプリント>
<同じ日のレーザープリント>
もう少しコントラストが欲しいかなあ、という印象。
全体的にねむい。
全体的なコントラストだけでなくて、銀塩でいうと、もう少し粒状感があっても良い、という感じだろうか。
カラーネガフィルムの評価はあまり自信がないのだけれど、ネガを観察する限り、露出不足で階調が足りない、ということでもなさそうだ。
標準的にこういう仕上がりなのだと思う。
カットによってはすごく良い雰囲気が出ているものもあって、レーザープリントでは絶対にこういう表現にはならない、というすばらしいカットもあるのだけれど、もう少し硬調な方が好みだ。
ニコンのAi-s35mmF2とかAi-s50mmF1.2とかのかっちりした写り方をするレンズを使用しているので、相性が悪いのかもしれない。
カラープリントプラザローヤルさん的にはトイカメラみたいなソフトフォーカスなネガをターゲットにしているのかも、とも思う。
ほかにもまだアナログプリントをやってくれるお店があるようなので、次回の現像・プリントでは別の店も試してみたい。